WHITE SCORPIONの活動領域はリアルとバーチャルを行き来するとされています。
リアルとは言うまでもなく現実世界の従来通りのイベントやライブのことですが、バーチャルはメタバース(仮想空間)での活動を示しています。
例えば、ライブやオンラインお話し会などのファン交流が、仮想空間の中の会場やスタジオで現実世界とほとんど変わらない様子で行われるようになるのです。
ただし、メタバースぞのものが発展段階である今、これらを実現させていくには多くの障壁を乗り越えていく必要があります。
WHITE SCORPIONが予定するメタバースとは具体的にどのようなものなのか、想定される問題点も含めてこの記事で詳しく解説していきます。
WHITE SCORPIONのメタバースを解説！仮想空間で何ができる？
ホワイトペーパーには、WHITE SCORPIONが予定しているメタバース展開が示されています。
・コンサート会場、グッズ販売所、イベント会場など、従来のアイドル活動を踏襲した空間の設置
・現実世界では実現困難な女性アイドルグループとの交流スペースの創造
・既存の街並みや建造物を模倣しかつ発展させたデジタルツインの実現
・一般的な女性アイドルグループの公式ホームページと同等以上の情報発信
・世界中のファンの獲得や支持を前提とした多言語展開
・世界中のファン同士が交流できるコミュニティ空間の運営引用元：NIPPON IDOL TOKEN whitepaper
これだけだと今一つイメージしにくいので、以下、詳しく解説していきます。
WHITE SCORPIONのメタバース活動とは？
今はまだ公式のさらなる情報解禁を待っている段階なので、ひとまずホワイトペーパーに記されている情報のみに頼るほかありません。
しかし、メタバース自体の活用事例はすでに多くのビジネスモデルから明らかですので、WHITE SCORPIONのメタバース活動も、それらに準じた活用方法になっていくはずです。
コンサート会場、グッズ販売所、イベント会場など、従来のアイドル活動を踏襲した空間の設置
現実世界で行われているライブやコンサートが、そのままメタバース上のステージで開催され、ファンはアバターとして参加することができます。
また、オンラインお話し会のようないわゆるオンラインファンミーティングもメタバース上で行われることが想定されます。
さらにイベント会場では、ユーザー同士がアバターによる交流を行い、通常のコミュニケーションに加え、保有するNFTグッズを購入したり交換したりすることも可能になります。
◆想定される未来のオンラインお話し会に関しては別記事で詳しく解説しています。
現実世界では実現困難な女性アイドルグループとの交流スペースの創造
例えば、推しメンと二人だけで好きな場所でトークしたり、ステージを限りなく近い距離で見たりするなど、仮想空間ならではの交流が可能になります。
将来、こういった特別な交流スペースが造られていくはずですが、ファンランク・ファンレベルに応じた特別な権利として付与される可能性が高いでしょう。
ちなみに、ライブ中の火薬爆発など現実世界ではできない過激な演出やパフォーマンスもメタバースなら行うことができます。
◆ファンランク・ファンレベルについては別記事で詳しく解説しています。
既存の街並みや建造物を模倣しかつ発展させたデジタルツインの実現
メタバースはあくまで仮想空間ですが、現実世界を忠実に再現させることも可能です。
例えば、日本武道館や東京ドームが再現されれば、景観をそのままにライブやコンサートを楽しむことができるようになるわけです。
WHITE SCORPIONはイーサリアムベースのブロックチェーンを利用しています。イーサリアムのDecentralandはLANDと呼ばれるNFTの土地を基盤とする仮想空間にアバターとして参加することができます。少し難しい話ですが、この技術を利用すれば、将来的にNIDTでアイテムや土地も購入できる仕組みが造れます
一般的な女性アイドルグループの公式ホームページと同等以上の情報発信
メタバースは現実世界と変わらない仮想空間ですから、その中にいるだけであらゆる情報の入手が可能です。
例えば、建物の看板や購入するNFTなどから情報を入手することはもちろん、運営者やメンバー本人のアバターによる直接的な情報発信等もあり得ます。
また、メタバースホームぺージのような専用ブースがメタバース上に造られれば、訪問したユーザーは自身のアバターを操作してサービス情報や最新ニュースをチェックすることができます。
わざわざ公式ホームページを訪れなくても、仮想空間の中でグループのスケジュールや最新情報を手に入れることができるようになるのです。
世界中のファンの獲得や支持を前提とした多言語展開
AKB48全盛期から、日本のアイドルグループは海外でも根強いファンが存在することが知られていましたが、限られた活動領域によって交流にもまた限界がありました。
さらに新型コロナの影響で、国境を超えたファン層の拡大はますます困難になるかのように思えたのですが、メタバースの登場でこの不安は払しょくされたのです。
海外のファンが苦労して日本に来なくとも、メタバース上でライブやコンサートを見て、ファン同士で交流することが可能になるからです。
また、現実世界では言葉が通じなくても、メタバース上なら翻訳ツールで言語変換すれば、アバター同士でテキストによるコミュニケーションがとれるようになります。
これにより、世界中の国々からファンが集まることも夢ではなくなりました。
世界中のファン同士が交流できるコミュニティ空間の運営
さらには、海外のファンが一堂に会する大きなファン専用ブースの設立で、様々な国のファンとお互いにNFTグッズの購入や交換ができるようになることが期待されています。
メタバースは時間や場所にとらわれない為、世界中の誰かといつでも交流できる空間となっていくはずです。
ただし、暗号資産NIDTがWHITE SCORPIONのメタバースで主要な決済手段となるのであれば、海外のファンにも早急に普及されていかなくてはなりません。
メタバース活動の問題点
このように、これまでにない斬新な試みとして期待されているWHITE SCORPIONのメタバースですが、実現させていく上で問題点も多く指摘されています。
- 法整備の壁
- 宗教の違い
- NIDTの流通
- ユーザーコスト
法整備の壁
メタバース内に世界中からファンが集まってくるとすれば、その世界では「どの国の法律に従えばいいのか」という根本的な問題があります。
NFTグッズの販売やファン同士の交換にしても、NIDTの使用をはじめ売買や交換のためのルールが必要です。
WHITE SCORPIONのメタバースの中だけで法的なルールを決めてよいのか、そしてそれを全てのユーザーに浸透させていくのだとしたら、かなり時間を要する作業となります。
宗教のちがい
秋元康氏のプロデュースアイドルは、これまでも世界を舞台にデビューし活動してきましたが、その度に何かと障壁となったのが、その国独自の慣習や宗教に関するものでした。
例えば、ある国では舞台衣装やライブ日程に関して、宗教上の理由でやむなくキャンセルとなったことが幾度もありました。
この問題はメタバースと言えども例外ではなく、WHITE SCORPIONのファンという共通点はあっても、日本のルールが世界中のファンに当てはまるとは限らないのです。
◆海外を視野に活動した秋元康プロデュースアイドルに関しては別記事で解説しています。
NIDTの流通
NIDTはWHITE SCORPIONの活動資金であり、メンバーを推すファンにとっては保有することで様々なメリットを受けられる暗号資産です。
現在、他のメタバースの活用事例を見てみても、メタバースでの売買は暗号資産で決済が行われることがほとんどです。
従って、WHITE SCORPIONのメタバースではNIDTが売買の主要通貨となるはずですので、世界中のファンが早急にNIDTを保有することが運営としては望ましいのです。
しかし、暗号資産は将来的に価値がどう変動するか誰にもわかりません。
例えば、NIDTの値動きによってWHITE SCORPIONが予定しているメタバース活動の計画が、悉く中断してしまうような事態もないとは言えないのです。
◆暗号資産NIDTの日々の値動きに関しては下記サイトを参考になさってください。
ユーザーコスト
WHITE SCORPIONがメタバースを展開するに伴って、そのメンバーを推すファンも暗号資産を扱う知識や必要な機材等を揃える必要が出てきます。
そもそもメタバースの技術はまだ発展段階である部分が多く、誕生したばかりの技術も少なくありません。
例えば、VRのヘッドセット等をイメージすればわかりやすいと思いますが、新技術を利用するための必要機材というものは、特に初期の頃はかなり高額であることが多いです。
ユーザーの利用コストがあまりに高い場合、メタバースというせっかく斬新な活動領域も利用するファンが誰もいなくなるという懸念もあります。
まとめ
- WHITE SCORPIONが予定しているメタバース展開はホワイトペーパーにその情報が見られる
- 仮想空間内にコンサート会場・グッズ販売所・イベント会場の設置
- デジタルツイン(現実世界の忠実な再現など)の実現
- 公式ホームページ以上の情報発信
- 世界中のファンとの多言語展開
- 世界中のファンとのコミュニティ空間の設置
- 実現するには問題点も多い
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