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WHITE SCORPIONとNIDTの失敗した前例?IDOLコインとは

WHITE SCORPION推し活

総合プロデューサーに秋元康氏が就任したことでも話題の、株式会社オーバースが企画運営するWHITE SCORPION(ホワイトスコーピオン)が注目を集めています。

ホワイトスコーピオンはリアルとバーチャルを行き来する新しいアイドルで、その活動資金はNIDT(ニッポンアイドルトークン)という暗号資産で調達されます。

 

しかし、IDOL3.0プロジェクトが発表された当初、非常に斬新で面白い試みだと感じる一方「おや?」と思った人も多かったのです。

なぜなら、このNIDTによく似たIDOLコイン(アイドルコイン)という暗号資産(仮想通貨)が約5年前にすでに上場していたことがあったからです。

 

このアイドルコインは、上場するスピードが早かったことや、名のあるスポンサーが付いてラジオや番組制作も次々に決まったことから、当初はかなり話題となっていました。

しかし、上場から半年ほどで運営の発信が滞るようになり、TVやラジオ番組は中断、SNSを使った連絡等もなくなり音信不通となってしまいました。

 

このような悪い前例があったにも関わらず、なぜ株式会社オーバースはコンセプトのよく似たIDOL3.0プロジェクトを企画し、NIDTを発行しようと考えたのでしょうか。

それは、IDOL3.0プロジェクトとアイドルコインは同じように見えて実は全く別物だからです。

ただ、確かにホワイトスコーピオンのデビュー前は、IDOL3.0プロジェクトとかつてのアイドルコインを混同してしまう検索エンジンやサイトも多くありました。

そこで、この記事では両者の違いについて詳しく解説します。

 

WHITE SCORPIONとNIDTの失敗した前例?IDOLコインとは

アイドルコインは「アイドルとファンを更に笑顔にする」と謳い、アイドルへの投げ銭プラットフォームの開発と提供、そして将来的にはアイドル事務所の買収まで行う計画を打ち出していました。

また、アイドルコインのホルダー(保有者)にはフェスへの参加特典やグループ名の投票権などの優遇措置も予定されていたようで、この辺りはホワイトスコーピオンとよく似ています。

IDOLコイン(アイドルコイン)破綻までの経緯

アイドルコインの「破綻」という言い方が正確がどうか疑問ですが、連絡が途絶えていた期間も含めて約2年足らずで完全にこのプロジェクトは消えてなくなりました。

2018/06/01 Discord・Twitter等のSNSで勧誘を開始
2018/07/05 海外の仮想通貨取引所 CoinExchange に上場(100BTC 7000万円を調達)
2018/10/20 – 2018/12/20 IDOLCOINの仮想通貨ウォレットに問題が発生正常に動作しなくなる
2018/12/21 問題が修正されたウォレットが配布される
2018/12/21 – 現在 IDOLCOIN運営者との連絡が途絶える
2019/03/07 IDOLCOIN運営者の一人が資金を持ち逃げしたとのリーク情報がSNSに投稿される

引用元:集団訴訟プラットフォームMatoMa

そして、2019年12月16日、運営者の一人を名乗る人物からホルダー宛てに以下のような書き込みと、今後のスケジュール連絡がありました。
2018年よりIDOLCOINを発足し、約2年間運営を続けることができましたのも、皆さまからのご支援があってのことでした。
ご支援いただいておりました皆さまにはこのような結果になりましたことを深くお詫び申し上げます。
2019/12/20: 公式サイトのサービス終了
2019/12/20: Twitterアカウントのサービス終了
2019/12/27: エクスプローラのサービス終了

IDOLコイン(アイドルコイン)はなぜ失敗したのか?

鳴り物入りで登場したアイドルコインでしたが、一転して詐欺コインと言われ訴訟の動きにすらなってしまった理由は何だったのでしょうか。

以下のような理由が考えられます。

  1. 運営者の不透明感
  2. 取扱所の閉鎖
  3. ブロックチェーン技術者不足
  4. 応援対象のアイドル枠が狭い

運営者の不透明感

まず第一に、アイドルコインを運営しているのが誰なのか最後まではっきりしなかったと言う点が挙げられます。

公式サイトやSNS上で情報はアップされるのですが、運営者は皆が本名を明かしておらず、どこの誰が運営しているのかわからないままアイドルコインという名ばかりが独り歩きして行きました。

運営の連絡が突然途絶えたとき、アイドルコインの保有者は何処の誰に連絡したらいいかわからず、かなりの混乱状態となりました。

取引所の閉鎖

当時、アイドルコインを取り扱っていたのはcoinexchange(コインエクスチェンジ)という海外の取引所でした。

coinexchangeは、いわゆる草コインと言われるマイナーなものまで合わせると約500種類以上のコインを購入することができる有名な仮想通貨取引所です。

しかし、2019年12月に閉鎖してしまいました。

公式に発表されたコメントによれば「必要レベルのセキュリティとサポートを提供するためのコストが、取引による収益を上回った」ことが原因とされています。

取引所が閉鎖に追い込まれるような状況下で、2018年の仮装通貨暴落の余波をアイドルコインだけが乗り切れるはずがないと、今考えてみればわかります。

いりうわ
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アイドルコインの上場自体、当時のcoinexchange側の苦しい状況を鑑みれば、審査も非常に甘かったのではないかとかんぐってしまいます。

ブロックチェーン技術者不足

アイドルコイン運営との連絡が途絶える前、その前兆のようにブロックチェーンやウォレット(電子財布)系の技術が不安定になりました。

その後もメンテナンスを繰り返しては、また取引ができなくなるという悪循環が続いたのです。

この時、すでに何人かの運営の技術者が抜けていたのかもしれませんが、アイドルコインを取引するための信頼という根幹がすでに崩れてしまっていたのです。

応援対象のアイドル枠が狭い

応援対象として登録されていたアイドルは、中には松竹芸能など大手事務所にすでに所属していた人もいましたが、ほとんどがまだ名の知られていない、いわゆる地下アイドルと呼ばれるアイドル達でした。

アイドルコインは特定のアイドルを応援したい人が購入し、投げ銭やフェス参加などのサービスを受けられると言うものです。

しかし、無名のアイドルをメジャーに押し上げていくほどの資金集めは、アイドルコイン運営には難しかったのでしょう。

いりうわ
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上場時に調達できたのは約7000万円(100BTC )、ホワイトスコーピオンがIEOで調達した金額は約10億円です。

IDOLコイン(アイドルコイン)とホワイトスコーピオンの違い

アイドルコインとホワイトスコーピオンの違いまとめ
アイドルコイン ホワイトスコーピオン
運営者 誰だかわからない 運営者は本名で表記
取引所 coinexchange(閉鎖) DMMビットコインとCOINBOOK
運営体制 技術者不足 各分野を専門家に委託
応援対象 主に地下アイドル 秋元康氏プロデュースアイドル
初期調達資金 100BTC 7000万円 約10億円(IEO販売時)

こう見てみると、総合プロデューサーに秋元康氏を迎えたことも、アイドルコインと同じ轍を踏まない為の最善策だったとわかります。

要するに、暗号資産を資金源としている以上、何より信用を得ることが必須ということです。

◆秋元氏がホワイトスコーピオンの総合プロデューサーを引き受けた理由については別記事で詳しく解説しています。

 

 

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