2023年4月4日、株式会社オーバースによる【IDOL3.0プロジェクト】が本格的に始動しました。
年末あたりから少しずつ話題となっていましたが、プロジェクトサイトやSNSも立ち上がり、ようやく「新しいアイドルの形」が明らかになってきたのです。
株式会社オーバースのホワイトぺーバーによると、プロジェクト概要は以下のように説明されています。
ブロックチェーン技術とメタバースを利用した活動領域の拡大をミッションとし世界に向けて発信する新しい女性アイドルグループを創造
引用元: NIPPON IDOL TOKEN whitepaper
プロジェクトのキーワードはブロックチェーンとメタバースであり、これまでにない全く新しいアイドルグループの創造を目指しています。
プロフェクト名に「3.0」と冠されていることからもわかる通り、web3.0の技術を活用し、世界に向けて活動を展開していく予定です。
わかりやすく言えば、リアルとバーチャルを行き来する新しい存在になっていくのです。
また、このグループを推すファンは、主にNIDT(ニッポンアイドルトークン)という暗号資産を使用して、これから応援していくことになります。
以上が、IDOL3.0プロジェクトのオーディションが始まる前まで、株式会社オーバースから公式に発表されていた主な内容でした。
そして、2023年10月7日「渋谷・ヒカリエホール」にて最終合格者11名が発表され、ついに新しいアイドルグループが誕生したのです。
グループ名は“WHITE SCORPION”(ホワイト スコーピオン)と発表されました。
こうして、オーディション開始から約半年を経て生まれたWHITE SCORPIONですが、新しい試みが多いため、少し考え込んでしまう方も多いようです。
- 「アイドルと暗号資産に何の関係があるの?」
- 「アイドルトークンって何?」
- 「応援したいけど何か難しそう」
そこで、こういった疑問が全て解決できるように【IDOL3.0プロジェクト】発足当初から、ずっとプロジェクトの進捗を見守ってきた筆者が、WHITE SCORPIONを詳しく解説していきます。
特にNIDTは、グループの活動資金になると同時に、保有するファンにとっては様々な恩恵をもたらしてくれる、いわば推し活の根幹をなすものですので、ここでしっかり学習しておきましょう。
WHITE SCORPIONのことを知れば知るほど、NIDTを保有するメリットが見えてくるはずです。
- アイドルに詳しいが暗号資産はよくわからない
- 暗号資産に詳しいがアイドルはよくわからない
是非、何度も読み返してみて下さい。
WHITE SCORPION(ホワイトスコーピオン)の全てを解説
WHITE SCORPION”(ホワイト スコーピオン)の特徴
WHITE SCORPIONは、IDOL3.0プロジェクト発表当初からアップデートという言葉を用いて、今までにない新しいアイドルを創造し、更新していくことを強調しています。
ファン
ファンは推し活の過程で、NIDTを購入・保有し続けることで様々な特典を得ることができます。
ファンクラブに実装される「ファンランク・ファンレベル」を上げていくことにより、投票権やプロデュースなどの意思決定にも携わることができるようになります。
これを推し活アップデートと呼んでいます。
◆推し活アップデートについては別記事で詳しく解説しています。
グループ
WHITE SCORPIONは、握手会などの現実空間とメタバース上のバーチャル空間を行き来するという、今までにない活動領域を展開していく予定です。
メンバーは11人と言う少数精鋭で、これまで当然のように大所帯だったアイドルグループとは一線を画す形をとり全員選抜を掲げています。
また、当初から国内にとらわれず、世界への情報発信を目指しているのも特徴的です。
運営
WHITE SCORPIONは、活動資金を暗号資産であるNIDTで調達し、金融のプロで立ち上げた株式会社オーバースがそれを管理・運営していきます。
実質的なアイドル活動をプロデュースするのは、秋元康氏を筆頭にAKB48や坂道グループに携わってきた経験豊富で名だたるメンバー達です。
◆WHITE SCORPIONを陰で支える企業や人物については別記事で解説しています。
メンバー
WHITE SCORPION11人のメンバーは、最年少14歳(最終合格当時)から23歳までと幅広く、ダンスも歌も未経験だった者もいます。
業界内ではアイドルの卒業や引退が止まらない昨今、活動環境やサポートの在り方が問われ続けている現状を鑑み、運営がメンバーの心身のケアに力を入れていることも大きな特徴です。
メンバーの⾐⾷住、語学などのスキル、そしてグループ卒業後の進路のサポートなど、多⽅⾯でメンバーをフォローします。
引用元:株式会社オーバース共同プロジェクトプレスリリース
◆2023年10月7日に決定した最終合格者11名については別記事で詳しく解説しています。
シングル
WHITE SCORPIONのシングルリリースは全てデジタルシングルとされ、CDでのリリースは今のところありません。
また、オーディション開始時からすでにデビュー曲「眼差しsniper」が発表されていたことも異例でしたが、デビュー後の配信シングルも毎月一曲と言う早さでリリースされています。
さらに、奇数月のシングルはFMVであることも決められています。
FMV(フィーチャレクション・ミュージックビデオ)は、メンバー1人に焦点があてられたMVのことで、2nd「コヨーテが鳴いている」はハンナが担当し、4thシングル「雑踏の孤独」はニコが選ばれています。
◆デビューシングル「眼差しsniper」から配信シングルになった理由は別記事で解説しています。
※追記 初のミニアルバムのリリースが決定
2024年6月24日、SHOWROOMのレギュラー番組『ほわすぴのほわほわ日記』の中で、WHITE SCORPION初となるミニアルバムが、9月11日にリリースされることが発表されました。
◆WHITE SCORPION初のCDの売り上げやランキング結果については別記事で解説しています。
WHITE SCORPIONと暗号資産NIDTの融合
WHITE SCORPIONを主体となって運営していくのは、2022年3月9日に誕生した株式会社オーバースです。
代表を務める佐藤義仁氏は、松井証券、SBI証券、マネーパートナーズ等の要職を歴任してきた、いわば金融のプロです。
その「金融のプロ」達で固められた株式会社オーバースが、新しいアイドルグループの創造を目指した理由は「アイドルと暗号資産の融合」に着目したからです。
それは、IEOによってWHITE SCORPIONの活動資金を調達し、その後も暗号資産NIDTを購入したファンには、様々な特典を与えるという方法でした。
◆WHITE SCORPIONの活動資金調達手段「IEO」については別記事で詳しく解説しています。
NIDT(ニッポンアイドルトークン)
WHITE SCORPIONの活動を推進していくためには当然大きな活動資金が必要です。
WHITE SCORPIONはオーディションが始まる前から、すでに活動資金を調達していく為の準備が着々と進められていきました。
それがNIDT(ニッポンアイドルトークン)の発行【IEO(Initial Exchange Offering)による資金調達】です。
「トークンとは何なのか」を一言で述べるのは難しいのですが、概して「所有者の権利を証明するもの」と言い換えることができます。
- 代用貨幣としての権利・・・個人の財産として投資や貨幣の代用として用いる権利
- 商品・サービスを受け取れる権利・・・主にイベント参加やグッズ購入の権利
WHITE SCORPIONを推す目的でNIDTを保有している方でも、保有者特典を受け取りながら、同時に投資も行っている形になるのです。
◆NIDTの購入や保有については別記事でも詳しく解説しています。
NIDT保有者の特典
NIDTを保有することによって得られる「商品・サービスを受け取れる権利」には様々なものが予定されています。
これらの権利はNIDTというトークンを保有することで様々なサービスに参加することができるというもので、専門的な言い方をするとトークンのユーティリティ性などと呼ばれます。
公式に発表されているNIDTの主なユーティリティは以下の通りです(※2023年4月現在)。
- アイドル活動の運営の一部における意思決定( 投票権 )
- アバターやNFT等のデジタルグッズの購入
- 物販等の購入
- コンサートやイベント等のチケットの購入
- コンサートやイベント等におけるメンバーへの投げ銭
引用元: NIPPON IDOL TOKEN whitepaper
◆NIDTのユーティリティについては別記事で詳しく解説しています。
WHITE SCORPIONは人気アイドルグループになれるのか?
引用元: NIPPON IDOL TOKEN whitepaper
上記はホワイトペーパーで告示されているWHITE SCORPIONに関する「事業スキーム」です。
この表が示す限りでは、株式会社オーバースは管理業務に専念して、マネジメントやプロデュースといった実質的なアイドル活動の運営は各分野の専門家に委託します。
ここで特に注目すべきは、やはり「総合プロデューサー」です。
オーバースの経営陣はあくまで金融のプロですので、円滑なアイドルの運営を図っていくために専門家に委託するのは賢明といえます。
秋元康が総合プロデューサーであることの重要性
IDOL3.0プロジェクトにおいて、秋元康氏がWHITE SCORPIONの総合プロデューサーを引き受けたことは非常に大きな意味を持っています。
この先、WHITE SCORPIONが成功するかどうか、その鍵を握るのは「総合プロデューサーに誰が就任するか」だったと言っても決して過言ではありません。
活動資金の調達のためにはNIDTを保有してもらう必要がある以上、WHITE SCORPIONにとって、プロデューサーの知名度は何より重要だったからです。
まだオーディションも終わっておらず、どんなアイドルかもわからない状態でファンを増やし、かつNIDTを保有してもらうことは非常に困難なことでした。
つまり、秋元康氏の総合プロデューサー就任は、NIDTの信用を得る為に絶対欠かせない前提条件だったのです。
◆秋元康氏はなぜWHITE SCORPIONの総合プロデューサーを引き受けたのでしょうか。
アイドルトークンは一度失敗している?
実は、過去にもIDOL3.0プロジェクトとほとんど同じようなコンセプトで「IDOLコイン」という暗号資産が存在していました。
立ち上げてからしばらくは評判も悪くなかったのですが、ある時期から次第に運営の発信が滞るようになり、最期は取引停止になってしまいました。
元来、暗号資産自体このような詐欺の話が多く、実際にIDOLコインのような悪い前例も過去にあったことから、少しでも投資家の信頼を得るためにも、秋元康氏の起用は必要だったのです。
◆IDOLコインについては別記事で詳しく解説しています。
WHITE SCORPIONが失敗する要素はあるか?
秋元康氏のような大物が就いたとはいえ、必ずしもWHITE SCORPIONが成功して乃木坂46の人気を超えるようなアイドルグループに成長する確証はありません。
過去、あまり売れずに解散していったアイドルグループの多くは、例えば以下のような傾向がありましたので、同じ轍を踏めば失敗する懸念はあります。
- 秋元康氏が名ばかりで関わり方が薄い
- メンバー同士の仲が良くない
- ファンを大事にしなくなる(アイドルに興味がない大口投資家などの優遇)
- 運営がシングルリリースに消極的になる(楽曲リリースの遅延)
もっとも、アイドルはメンバーのスキャンダルや事務所トラブルなど様々な事件が起こりやすい業界だという事は念頭に置いておくべきでしょう。
◆WHITE SCORPIONの今後の成否については別記事で詳しく解説しています。
WHITE SCORPIONの将来性
前述したような懸念はどうしても付いて回りますが、WHITE SCORPIONは坂道シリーズに匹敵するような人気アイドルグループに成長するでしょうか。
WHITE SCORPIONは、ブロックチェーン技術やメタバースを用いて活動領域を常にアップロードし続ける、これまでにないアイドルグループです。
- NIDT
- メタバース
- NFT(ノンファンジブルトークン)
NIDT
NIDTで活動資金を調達している以上、取引所の売買が順調で価格も上昇していけば、グループの活動も順調だと判断できます。
ファンが保有するNIDTは、ユーティリティトークンとして様々な特典を受けることができますが、暗号資産に投資している個人財産でもあります。
それは、推しの活躍がそのまま自分の保有するトークンの資産価値に直結しているということなので、推しの人気が衰えれば自分の資産も減っていくと覚えておけば、わかりやすいはずです。
◆できるだけNIDTの情報やチャートは日々チェックしておきましょう。
メタバース
メタバース(仮想空間)の概念は今に始まった話ではありませんが、WHITE SCORPIONが予定しているNFTによる取引や、アバター同士のコミュニケーションなども、まだまだ発展段階にあります。
メタバース上の活動領域を常にアップデートし続けていくのがIDOL3.0プロジェクトの主旨であり目指している部分でもありました。
それは言い換えれば、メタバースの進歩がWHITE SCORPIONの活動領域を広げていくのであり、新しいステージ(仮想空間)が生まれなければ、将来的な活動や計画も停滞することになります。
◆WHITE SCORPIONが予定しているメタバース展開については別記事で詳しく解説しています。
NFT(ノンファンジブルトークン)
NFT(ノンファンジブルトークン)は非代替性トークンと呼ばれ、他の物と交換することができない「固有の所有権を証明できるデジタル資産」と解することができます。
WHITE SCORPIONも、将来的にはゲームやトレーディングカードなどNFTが活用される分野が次第に広がっていくことが想定されています。
メタバース内のコンサートやイベント参加券がNFTで発行されたり、ファン同士でNFTグッズの交換を行ったりできるようになるわけです。
しかし、NFTは法的な問題をはじめ細かい調整が必要な部分が多々あり、計画が滞ったり予期せぬトラブルが発生したりする危険性をはらんでいます。
いつかはWHITE SCORPIONの会員証もNFTで発行されるかもしれませんね。
◆WHITE SCORPIONとNFTの関係については別記事で詳しく解説しています。
WHITE SCORPIONの推し方を徹底解説!
1.まずはNIDTをよく知ること
繰り返しになりますが、NIDTはWHITE SCORPIONを推すファンにとってはその根幹を成す重要な要素であり、推し活の大前提です。
WHITE SCORPIONにとっては大切な活動資金、ファンにとっては推しの証明、または様々な保有者特典を受ける権利が得られる個人の投資資産でもあるのです。
グループの人気が上がればNIDTの価値も基本的には上がっていくはずですので、WHITE SCORPIONとファンは一蓮托生の密接な関係にあるとも言えます。
つまり、推しを応援して人気が高まれば、間接的にNIDTの価格上昇という形で自分の資産にも反映される仕組みになっているわけです。
このようなNIDTの基本的な知識と仕組みを、まずは当サイトで学習しておきましょう。
2.ファンクラブ会員に登録する
2023年8月21日、ホワイトナイトシステムで投票するために急ピッチで実装されたNIDTポータルは2023年10月7日より『WHITE SCORPIONファンクラブ(仮)』に変更されました。
WHITE SCORPIONを推そうと決めたなら、次はファンクラブ会員の月額プラン(550円税込み)に登録しましょう。
有料会員限定特典が豊富なのもそうですが、これから本格始動していくファンランク・ファンレベルを上げていくためにも有料会員にはなっておくべきです。
ファンクラブ限定イベント、ライブチケットの最速先行案内、イベントや撮影の裏側などの撮り下ろしオフショット、メンバーの素顔が垣間見れる動画コンテンツなど、月額プランにご加入いただいた方だけの特別な特典をたくさんご用意しています。
引用元:WHITE SCORPION 公式HP
※追記 2024年5月9日「WHITE SCORPION OFFICIAL FANCLUB」は、下記2つのサイトに分割されました。
■「WHITE SCORPION OFFICIAL FANCLUB」:動画コンテンツなどのFCサービスを提供
[URL]https://fc.whitescorpion.jp/
■「NIDTポータル」:投票などのNIDT関連サービスを提供
[URL]https://portal.nidt.network
3.握手会やお話し会に参加する
WHITE SCORPIONは2023年12月7日のデビュー以来、握手会やオンラインお話し会といったイベントを積極的に開催しています。
毎回、参加特典が非常に多く、ポストカードなどの限定グッズや株式会社coinbookからもNFTがもらえるので、参加権利付きコンテンツ抽選販売の情報にはいつも気を付けておきましょう。
握手会はデジタルブロマイド、お話し会はメンバーボイスコンテンツの購入が必要です。
◆WHITE SCORPIONのお話し会については別記事で詳しく解説しています。
4.投票イベントに参加する
WHITE SCORPIONの投票イベントは、オーディション中の「ホワイトナイトシステム」から始まり、最近では4thシングル「雑踏の孤独」FMV出演メンバー投票が行われました。
今後もこのような投票は定期的に開催されると考えられますので、積極的に参加し、できれば投票数が優遇されるファンクラブ有料会員になっておきましょう。
◆投票機能については別記事で詳しく解説しています。
5.ファンランク・ファンレベルを上げる
2024年2月末より、ファンランク・ファンレベル機能が正式に運用がスタートします。
ファンはどのような行動をとればこれらを上昇させていけるのか、その詳細はまだ公式に発表されてはいませんが、NIDTは保有し続けることに優位性があるのは間違いなさそうです。
ファンランク・ファンレベルが上昇すると、ある一定で達成特典がもらえるほか、NFT無償配布、有償NFTの購入権獲得、イベント会場での特典があるとされています。
初回は、2023年4月から2024年1月までの各月末のNIDT保有残高の累計値による経験値に基づいてファンランク/ファンレベルが決定します。
引用元:WHITE SCORPION 公式HP
6.推しグッズを準備する
WHITE SCORPIONのオフィシャルグッズストアでは、すでに以下のグッズが販売されています。
- ランダム生写真
- ランダム缶バッジ
- グループロゴTシャツ
- 推しメンマフラータオル
- 推しゼッケンシール&フレークシール
- アクリルスタンドキーホルダー
自分の推しが見つかったら、グッズを身に着けてイベントへ会いに行きましょう。
◆メンバーカラーが決定しましたので、今後は推しのサイリウムも準備しておきましょう。
7.NIDT取扱所の口座開設をする
これまで見てきた通り、WHITE SCORPIONを本気で推したいのなら、NIDTを保有していた方がどうしても特典やサービスを受けやすいというメリットがあります。
とはいえ、暗号資産はリスクがありますので、最初のうちはあまり無理な保有はしないようにして、知識が増えてきたら少しずつ増やすようにしていきましょう。
2024年2月現在、NIDTを取り扱っているのはcoinbookとDMMビットコインの2社だけです。
◆口座開設する前にcoinbookとDMMビットコインの特徴と違いを知っておきましょう。
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