秋元康だけじゃない！WHITE SCORPIONを支える人物と会社まとめ

これはWHITE SCORPIONに限った話ではありませんが、総合プロデューサー秋元康氏の名が大きすぎて、他の有能なスタッフや協力会社があまり知られていないことがあります。

しかし、アイドルの成否は決して秋元氏の手腕のみに依らず、運営スタッフをはじめ様々な会社が協力し合って陰から支えているのです。

実際、秋元氏のプロデュースはある程度グループが育ってくると、その後は信頼できる運営会社に、ほとんど任せる傾向があります。

乃木坂46や櫻坂46といった坂道シリーズも、実力ある運営スタッフで固められていたからこそ、今日まで絶大な人気を保っているのだと言えます。

それでは、WHITE SCORPIONの場合はどうなのでしょうか。

運営スタッフに関しては、IDOL3.0プロジェクト発足当初、株式会社オーバース(以下オーバース)からは以下のように紹介されていました。

『IDOL3.0 PROJECT』はAKBグループや坂道シリーズなど国民的女性アイドルグループをプロデュースし大成功に導いた秋元康氏が総合プロデューサーに就任、また運営には、キングレコード株式会社をはじめとするAKB48、乃木坂46、日向坂46、櫻坂46、IZ＊ONE、＝LOVEといった人気アイドルグループの育成に携わったスタッフが勢ぞろいいたしました。

引用元：NIDT公式wiki

具体的にどういった人物や会社がホワイトスコーピオンに関わっているのか、ホワイトぺーバーに記されている「事業スキーム」に基づいて解説していきます。

秋元康だけじゃない！WHITE SCORPIONを支える人物と会社まとめ
まとめ

秋元康だけじゃない！WHITE SCORPIONを支える人物と会社まとめ

引用元： NIPPON IDOL TOKEN　whitepaper

⇩

上記はホワイトぺーバーにある事業スキームに、具体的な企業名や人物を書き加えたものです。

以下、各項目を順番に解説していきます。

①新アイドルグループ

言うまでもなく、ここには『WHITE SCORPION』が入ります。

2023年10月7日に最終合格者11名が決定、同時にグループ名、シングルデビュー日、ファンクラブ開設が発表されました。

このWHITE SCORPIONを中心に運営と関係各社が集まり、IDOL3.0プロジェクトの事業をこれから推進していくことになります。

②総合プロデューサー

2022年9月16日、オーバースはプロジェクトの総合プロデューサーに秋元康氏が就任したことを発表しました。

総合プロデューサー秋元康氏は本プロジェクトの根幹であり、オーバースはその役割を「基本的な方向性や活動コンセプトを統括する」と述べています。

最終合格者11名が決まるまでのオーディションは、オーバース主導の企画・監修が行われてきましたが、今後は「秋元康による企画・監修にバトンタッチ(株式会社オーバース公式HP)」されます。

◆秋元康氏の総合プロデューサー就任については別記事で詳しく解説しています。

なぜ秋元康はホワイトスコーピオンのプロデュースを引き受けたのか？

③企画制作会社

企画制作会社は、IDOL3.0プロジェクト(WHITE SCORPION)の総合アドバイザーという位置づけとなっており、オーバースの開示資料の中に『会社Y&N Brothers』の名が見られます。

Y&N Brothersは、秋元康氏の弟である秋元伸介氏が代表を務める会社です。

事業内容は映像ソフト、音楽ソフト、CM、映画及び舞台の企画、制作などを行い、これまでも48グループや坂道シリーズに携わっています。

いりうわ

これまで人気アイドルグループの育成に携わってきた「経験豊富なスタッフ」とは、主にキングレコードとY&N Brothersのことだと思っていいでしょう。

④メタバース開発会社

IDOL3.0プロジェクト(WHITE SCORPION)のメタバースやNFT関連については『株式会社gumi』と『株式会社東京通信グループ』の2社がオーバースと戦略的パートナーシップ構築に向けて合意しています。

株式会社gumi

モバイルオンラインゲームの開発・運用が主力ですが、メタバースや暗号資産といったメタバースの領域にも参入し、業務を拡大させています。

今後のWHITE SCORPIONのメタバース活動においては、主にモバイル端末向けSNSやアプリ開発等を担うところから始められると考えられます。

いりうわ

現在、gumiが開発・運用しているゲームに乃木坂46公式プロデュースゲーム『乃木坂的フラクタル』があります。

株式会社東京通信グループ

推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域において、包括的にビジネスを運営している会社です。

WHITE SCORPIONのファンクラブ構築・支援サービスに力を発揮しており、2023年11月7日にWHITE SCORPIONの公式WEBサイトをグランドオープンさせたのは、子会社の株式会社TeTです。

今後は、WHITE SCORPIONに関する様々な情報発信や、メッセージアプリ等のリリースが期待されます。

◆WHITE SCORPIONが予定するメタバースについては別記事で詳しく解説しています。

ホワイトスコーピオンのメタバースを解説！仮想空間で何ができる？

⑤大手音楽関連制作会社

大手音楽関連制作会社は周知のとおり『キングレコード株式会社』なのですが、事業スキームによれば、ここでは2つの重要な業務を担うとされています。

マネジメント業務
レーベル業務

元々は、2つの業務ともキングレコードが委託される予定でしたが、マネジメント業務は他の芸能マネジメント会社に委託され、キングレコードはレーベル業務のみ任されることとなりました。

その理由と経緯についてはオーバースの開示資料で以下のように述べられています。

・当初は大手音楽関連制作会社の業務経験及び同社の社内リソース利用を前提としてマネジメント業務を同社に委託する予定であった。
・その後人気アイドルグループの募集、育成及び運営に関する経験豊富なスタッフを招集することが実現できた。
・スタッフは当該芸能マネジメント会社に集結することとなり、マネジメント業務については、同社を業務委託先とすることが本プロジェクトの成功及び NIDT の価値向上に資すると判断した。

引用元：NIDT 販売時開示情報及びホワイトペーパーにおける一部内容の変更について

つまり、秋元氏をはじめとする有能なスタッフの招集に成功したため、レーベルとマネジメントを明確に分けて、それぞれの事業に専門的にあたれるようにしたというわけです。

新たにマネジメント業務を委託された芸能マネジメント会社が、いくつあってどの会社を指すのか、詳細は今のところわかっていません。

いりうわ

Y&N Brothersがマネジメントも兼任しているのではないでしょうか。

⑥グッズ関連

グッズ制作や販売などは業務委託ではなく基本的に外注になりますが、商品関連でオーバースがパートナーシップで合意している会社に『日本直販株式会社』と『(株)TBM』があります。

(株)TBM

(株)TBMはオーバースが「SX(サスティナビリティ・トランスフォーメーション)パートナー」として認定している会社です。

TBM が開発した新素材 LIMEX は、石灰石が主原料の環境に配慮された素材です。

今後オフィシャルグッズやCD/DVD のパッケージ、写真集などに各種LIMEX 製品の導入を模索していくことになります。

引用元：株式会社オーバースHP

いりうわ

SX(サスティナビリティ・トランスフォーメーション)とは「企業が持続可能性を意識して価値向上に努めること」を指します。

日本直販株式会社

ギグワークスが運営する日本屈指の老舗通販ブランドで、通信販売業界の先駆者ともいえる『日本直販株式会社』とオーバースは戦略的パートナシップ構築に向けて合意しています。

具体的には、暗号資産NIDTを商品購入の決済手段として使えるようにするため検討していくという合意です。

将来的には、日本直販サイトでNIDTによる商品購入や、WHITE SCORPION関連コンテンツの利用が可能になると期待されています。

いりうわ

余談ですが、ギグワークス株価とNIDTは相関性が高いので、ギグワークス関連の情報はWHITE SCORPIONにとっても大きな影響力があります。

⑦ボイトレ・ダンス関連

衣装、ヘアメイク、ボイトレ、ダンス等も外注です。

WHITE SCORPIONの振り付けを担当するのはTAKAHIRO氏ですが「B.L.T.」の密着記事によれば、ダンスレッスンを行っているのは合宿審査でも講師をしていたダンスチームとのことです。

候補生合宿の時から講師をしていたチームが、改めてホワイトスコーピオン11名のメンバーと再会し、現在もレッスンを行っていることになります。

以下、合宿審査時の講師陣です。

INFINITY加藤由唯の他6名▼Choreographer/DanceTrainer： Yurika Rakuda (INFINITY) Yui Kato (INFINITY) Hana Matsumoto (INFINITY) Miu Matsue (NFINITY) Saho Matsugae (INFINITY) Shiho Matsugae (INFINITY)。ヴォーカル講師IdealVoiceMusic 廣野有紀の他4名▼VoiceTrainer： Yumingo Mayumi Ohno Yuki Hirono (Ideal Voice Music) Yasunobu

参照：IDOL3.0プロジェクト公式YouTube