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ホワイトスコーピオンHANNAの記録~リンリン もう一人の14歳

ホワイトスコーピオンメンバー

IDOL3.0プロジェクトオーディションの審査で、候補生達のSNSが活発に行われていた頃、かつて、二人に全く同じ質問をしたことがある。

「候補生の中でライバルだと思う者はいるか?」

 

初期にお披露目された114名の中には、まだ12歳の候補生もいたが、この時、最年少ファイナリストとして残っていたのは、14歳のハンナとリンリンの二人だけだった。

最年少ということで、境遇がよく似るこの二人の候補生に対しては、本人達が望まなくともどうしても比較されやすい雰囲気があった。

面白かったのは、別々に投げたこの問いかけに対して、二人が全く同じ反応を示したことだ。

「ライバル」と言う言葉に一瞬眉をひそめ、困ったような表情になってしばらく悩んだ後「ライバルと言うか、一緒に合格したいのは…」と切り出し、それぞれ一人の名前を挙げてくれた。

 

二人のプロフィールから「競争」を好まない性格だということはわかっていたが、互いにリスペクトしながらも高め合う相手がいなければ、ここまで残っているはずがないのだ。

オーディションのような真剣勝負の場で互いに切磋琢磨し合えるのは、自分に似ていてより近しい相手であるほど望ましい。

すなわち、質問に対してハンナは「リンリン」、リンリンは「ハンナ」と答えた。

 

ホワイトスコーピオンHANNAの記録~リンリン もう一人の14歳

努力の人

14歳の二人が徐々に注目され始めたのは、Final Stage:2nd進出者45名が決定し、ライブ配信が活発化していた9月あたりからである。

ハンナはインスタライブを積極的に活用してファンを増やしていった。

大人っぽいビジュアルと柔和なキャラクターが相まって、すでに多くのファンが付いていたが、運営から決められていた配信可能時間ぎりぎりまで、よく配信を行っていた。

 

一方、リンリンも夜に配信を行うことはあったが、学校行事や塾、歯医者等が重なってしまうことが多かったため、そのような日は学校に行く前の早朝7:00頃に配信を行っていた。

早朝となると、やはり訪れる視聴者数も限られてくるため、他に配信する候補生はほとんどいなかったが、リンリンは朝の配信をやめなかった。

このことは、当時他の候補生達の間でも話題にのぼり、しばしば「リンリンってすごいよね」との声も聞かれていた。

忙しい中学生

二人に共通していたのは、第一に「とにかく忙しい中学生」だったということだ。

受験生である上、一般の中学生と変わらぬ日々の学校行事の他に、レッスンや配信などオーディションの為に時間を割かなくてはならなかった。

ところがハンナは「忙しくて大変な時こそ楽しい」と笑い、リンリンは自分が頑張ることで「見ている人が笑顔になるのが嬉しい」と言う。

最年少の二人は、お互いに決してネガティブな姿を見せることがなかった。

しかし、それは裏を返せば、内に秘めたる強い「闘志」の表れであり、少しでも手を抜けば勝ち残れないということを十分に理解していたのだ。

ハンナとリンリンの最大の共通点は「負けず嫌い」である。

そして、そのことを二人は自覚していた。

一緒に合格したい

リンリンは、様々なことに積極的に挑戦することが自分を成長させるのだということをよくわかっている。

バレエや新体操、学校では生徒会、それに今回のオーディションだってそうである。

従って、共通点が多いものの自分にはないものを持つハンナとは、早い段階から「仲良くなりたい」と考えていた。

 

他方、ハンナはどちらかと言えば消極的だった。

幼いころから歌劇団に所属し、芸能活動を経験してきたハンナは、オーディションの厳しさをよく心得ていた。

どんなに頑張っても努力が報われずに選ばれない者の苦しみを知っていた。

(誰かと仲良くなってしまったら、自分が合格してもしなくても、きっと後が辛くなる)

オーディションの怖さと人の痛みに対して、誰よりも敏感だったハンナは、オーディション中はなるべく仲良くなり過ぎないように距離を置いた。

それでも、笑顔で話しかけてくるリンリンに対しては、いつも想うのだった。

(一緒に合格したい)

最後の合格者

2023年10月7日、いよいよ最終合格者11名が決定される運命の時が来た。

自分の名前が呼ばれることを祈りながら、静かに座っている29名のファイナリストの中にハンナとリンリンの姿もあった。

 

やがて一人、また一人と最終合格者の名が呼ばれていく。

だが、9人目が発表されても、最年少二人の名前はまだ呼ばれなかった。

 

そして、とうとう10人目が発表され、残り合格者は一人だけとなってしまった。

【WHITE SCORPION】THE MOMENT OF BIRTH “HANNA”

息をのむ二人の最年少ファイナリスト。

この時点で、一緒に合格することは叶わなくなってしまったが、最後の最後で待ち望んでいた一人の名前が告げられた。

「最後のメンバーに選ばれたのは、ハンナさんです!」

無情たる明暗

11人目のメンバーとして最後に名前を呼ばれたハンナは、ステージ上で目に涙を浮かべながら応援者に対して感謝の言葉を述べた。

 

【WHITE SCORPION】THE MOMENT OF BIRTH “HANNA”

素敵な候補生がいる中で、自分は選ばれないんじゃないかって、ずっと思ってたんですけど、名前を呼ばれて凄く嬉しいし、ほっとしてます。

参照元:IDOL3.0 PROJECT 最終合格者発表イベント

これが、学校や新体操の練習でも一度だって手を抜かずにずっと頑張ってきた結果だった。

 

だからと言って力を尽くした全ての候補生が報われるわけではない。

それがオーディション。

 

【WHITE SCORPION】THE MOMENT OF BIRTH “HANNA”

そんなことは最初からわかっていたが、リンリンは止めどなくあふれ出す涙をこらえることができなかった。

もう一人の14歳

リンリンは、どうしてもお祝いを言いたくてハンナが戻ってくるのをホワイエで待っていた。

いつもと変わらない笑顔でハンナに駆け寄るリンリン。

「ハンナちゃん、おめでとう!」

どんなに努力しても報われない悔しさを幾度となく経験してきたハンナには、今のリンリンの気持ちが痛いほどよくわかった。

悔しくて悲しい気持ちを抑えて「おめでとう」と素直に言える子が、どれだけいるだろうか。

 

【WHITE SCORPION】THE MOMENT OF BIRTH “HANNA”

「ハンナちゃん、がんばってね」

気丈にふるまうリンリンの笑顔を見ると、今にも涙が溢れ出してしまいそうで、ハンナは「うん…」「うん…」とただ正面を見据えて三たび頷くのが精一杯だった。

 

こうして、14歳二人のオーディションは終わった。

リンリンは、これまで以上に全力を出し続けてハンナに追いつこうとするだろうし、ハンナは最後に言葉を交わしたあの瞬間をいつまでも記憶に留めるだろう。

お互いの存在がこれからも影響を与え続ける限り、二人は歩みを止めることはない。

 

この2カ月後、ハンナはデビュー曲「眼差しsniper」でホワイトスコーピオン初のセンターを担うことになる…。

 

 

いりうわ
いりうわ

ストーリーはオーディション期間前後で、関係者やご本人達から実際に配信などでお伺いした情報を基に作成しています。

 

いりうわ
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コメント

  1. オーバース好き より:

    素晴らしい記事でした!
    感動しました!
    最年少世代としてこれからオーバース事務所全体を引っ張っていってほしいです!

    今後取り上げてほしいテーマは、今高校2年生の世代のメンバーです
    ACE、CHOCO、コトリ、イチゴの4人が該当しますが、この世代も2人が合格し2人が涙を飲む結果となりました

    結果発表前からXのフォロワーが多く人気のある4人ですし、これからホワスピとファイナリストそれぞれで中心メンバー中心世代になっていくと思っていて、それぞれのアイドル感も素敵なメンバーです。

    それぞれ過去やオーディション中の苦しみもあって、特集しがいのあるテーマだと思います。
    ぜひお願いします!

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