2024年9月11日、WHITE SCORPION1stミニアルバム『Caution』がリリース、全曲配信もスタートしました。
リリース当日は、豊洲のイベントが開催されていましたが、その中で、メンバーから直接、1stミニアルバム『Caution』が、オリコンデイリーランキング第3位になったことが発表されました。
その後、9月18にBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャートが公開され、週間では第5位となりました。
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ホワスピ初のCD『Caution』の売り上げ枚数とランキング分析
2024年9月18日公開(集計期間:2024年9月9日~9月15日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート。
Here’s the Billboard JAPAN Hot Albums chart for the week of Sep 18:
1. BOYNEXTDOOR
2. Aimyon
3. Kenshi Yonezu
4. IVE
5. WHITE SCORPION
6. BUMP OF CHICKEN
7. JAEHYUN
8. Kessoku Band
9. HYDE
10. Ui Shigurehttps://t.co/g6jm0VJkIh pic.twitter.com/yx8qqTj66G— Billboard JAPAN English (@BillboardJP_ENG) September 18, 2024
以下、第5位までのアーティスト情報です。
初登場 第5位ってどうなの?
第5位という結果だけ聞くと、WHITE SCORPIONの高パフォーマンスを知るファンなら「もう少しいけたのではないか」と思う方もいるかもしれません。
しかし、率直に、今回はタイミングが良くありませんでした。
上記アーティスト情報を見てわかる通り、同時期にリリースした、これら有名アーティスト達とランキングを競うのは、少々「相手が悪かった」感があります。
ただ、この顔ぶれの中で、第5位に入り込めたことは誇るべきことです。
ランキングでは、売上枚数10000枚に満たなくても、初週売り上げ第1位になる週も実際にあることから、ホワスピの『Caution』は十分健闘したと言えるでしょう。
むしろ、今後は配信リリースだけではなく、CDのような物理的パッケージでもWHITE SCORPIONは十分に闘えるということが、如実に示されました。
WHITE SCORPION『Caution』の売上枚数は多い?少ない?
当サイトは、初週売り上げ上位を目指すのなら、目安となる売上枚数は「最低でも5万枚以上」であると、以前から別記事で主張してきました。◆ホワイトスコーピオン初のCDはヒットするか?売り上げ目標は?
今回、第1位のBOYNEXTDOORは別格としても、『Caution』が仮に5万枚に達していたなら、あいみょんと第2位の座を競っていた、そんな劇的な展開もあり得たわけです。
とはいえ、結果的には、5万枚超えは大きなハードルだったものの、『Caution』の売上枚数も、決して少なかったというわけではありません。
歴代の有名なアイドルグループ、例えば、AKB48「会いたかった」や=love(イコールラブ)の「=love」といったメジャーデビュー曲でも、その初週売り上げ枚数は2万枚前後でした。
1stリリース曲よりも、2nd以降に生まれる曲の方が、売り上げ枚数が伸びていき、グループの代表曲と呼ばれるようになることもあります。例えば、僕青もデビュー曲では、厳しい洗礼を受けましたが、2ndシングル「卒業まで」は、デイリーで首位を獲得しています。
『Caution』の主な売り上げはOFFICIAL STORE限定盤?
上表は、WHITE SCORPION 1stミニアルバム『Caution』OFFICIAL STORE限定盤における「個別握手会」と「オンラインお話し会」の完売表です。
番号は何次の抽選で完売したのか、★印は完売間近のメンバーのみ表示しています。
OFFICIAL STORE限定盤で、抽選販売されていたミニアルバムの枚数は、この枠数に限られますので、完売表を見れば、CDが何枚売れたのか、ある程度の概算を出すことが可能です。
計算の詳細は後に記しますが、一つずつきちんと計算していくと、OFFICIAL STORE限定盤の推定売上枚数は13336枚になります。
これに、インストアでの当日販売や追加枠、通常版の売り上げ枚数等を加えていくと、推定売上枚数は、概算で13000枚~15000枚ほどになると考えられます。
この数字は、メジャーなヒットチャート集計サイトと比べてみても、それほど遜色ないものになっているはずです。
WHITE SCORPIONが次に目指すべき課題とは?
以上の結果を鑑みれば、ホワスピのCDリリースには、今後目指すべき2つの課題が見えてきます。
- 店頭販売(通常盤)の売り上げを強化すること
- WHITE SCORPIONメンバー個々の力をアップすること
9月11日のリリースから、初週売り上げランキングが公開された9月18日まで、さほど時間が無かったとはいえ、今回、OFFICIAL STORE限定盤の売り上げに頼り過ぎた感は否めません。
さらに売り上げ枚数をアップさせる為には、新規のファンを増やし、店頭でCDを購入する層を増やしていく必要があります。
また、OFFICIAL STORE限定盤は、ホワスピ11人メンバーだけではなく、今回はファイナリスト17名の力も反映されている点を、忘れてはいけません。
今回の『Caution』には、ファイナリストの曲『命しか捧げるものがない』も収録されていますが、いずれは、お互いに個々のグループとして活躍していく身です。
グループ単体でも売り上げが立つよう、さらに完売が増えるように、それぞれのメンバー個人のパワーアップも必要だといえるでしょう。
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